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勘違いされると困るので、言っておく。俺の家は金持ちじゃない!
“成績・地位、普通の一般人”
何故入学出来たのかは、また次の機会に……
(ん?)
窓の外を見ていると、黒い袴を穿いた学生が寮の方から、校舎に向かって歩いてくる姿を見付けた。
(遅刻…か)
遠すぎて、歩いてきた男の顔も服装もよく見えなかったが、長着と羽織を着ずに違うモノを着ていた。
♪キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り、俺は視線を外から教壇へと向けた。
先生「終ワリダー、ガキドモ!」
無駄に長い朝のHRは終わり、マルコムは名簿と漢方袋を持って教室から消えた。
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