喧嘩好きはどっちだよ…

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頭に当たらなかったのを見て悠斗は肩をなでおろした。   「悠月、俺はあいつをやるからな?手ェ出すなよ?」   「いいとこ取りやな」   「たまには兄に華を持たせろ」   冗談めいた口調で二人は話していたが、悠斗はしっかり相手を見捕らえていた。   悠斗はそいつ目掛けて走りだす。きっと自分より強い相手だろう。 それでも悠斗は足を止めなかった。負ける気がしなかったからだ。
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