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ﾅﾙ「ぐおっ！！・・・・ゲホッゲホッ・・・・」
鳴は自ら跳んで衝撃と威力を軽減するもかなりの威力に咳こんだ。
そして、灰が追撃に身を踊らせた時ッ！！
ﾋｮｳﾔ「させるかっ！！」
ﾂﾊﾞﾒ「儂を放置とは良い度胸じゃ！！」
灰の正面と背後から、同時に襲いかかる２人。
ｶｲ「・・・ふっ・・・」
しかし、灰は慌てず冷静だった・・・
正面から焔雀で切りかかった燕の方が一瞬早いと見切り、半身をそらし、上段切りをかわして背後から突撃してきた雹夜をいとも簡単に裏拳でブッ飛ばす。
そして、振り下ろされた焔雀を灰は足で踏んで押さえ付け、掌底で燕の胸部を打つ。
ﾂﾊﾞﾒ「クッ！！・・・・・・・・・ッ」
そこで燕は、焔雀を放して、避ける、ないしガードするという選択肢を捨て、焔雀を力ずくで持ち上げるという、寄行に出た。
ｶｲ「・・・ふっ・・で・・次・・は・・？・・」
結果、足場が安定せず、大したダメージは無かった燕だったが、忌々しく思うには十分すぎる現状だった・・・
ﾋｮｳﾔ「つあ～・・・流石に痛てぇ！！！
軽くあしらわれた。
覚悟はしてたが・・・腹は立つぜ！！」
険しい目で雹夜は灰を睨みつけた・・・
其処に回復した鳴が、加わり、３人で包囲する。
ｶｲ「・・・３人がかりなら・・・俺に・・勝てると・・・？・・」
不敵に灰は挑発してみせた。
それに、血の気が多い２人は直ぐに反応を示した。
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