龍二・・・力の一片

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ナル「・・・ノンストップかいな・・・まぁ良いけどな・・・ 龍二? 行くぞ?」 鳴はアナウンスを聞いて嘆息して見せた。 が、その顔には笑みがあり、内心ウキウキしながら龍二を呼んだ。 リュウジ「あ・・・うん。 ごめんね?春日。 話はまた後でね?」 付きまとわれていたと、言えば聞えは悪いが、廣から龍二は離れて言った。 ヒロ「・・ふんっ・・・まぁ・・あんたらじゃ、氷山君には勝てないでしょうけど、精々頑張りなさい・・・ みっともない試合をして、笑われないようにね?・・・ 火黒・・?・・・後で必ずよ?」 後でを強調しながら、素直には応援出来ない廣は屈折した感情で言葉をかけた。 それを龍二はニコッと笑って応えると、鳴についていった・・・ ザッザッ・・・ボヨ~ン・・ それをボーっと見ていた廣の後頭部に衝撃が走った・・・ ヒロ「痛ッ・・・何よ・・・!?」 それに気分を悪くし、機嫌を損ねた廣は、表情を凶悪なそれに変貌させながら、後ろを振り向いた・・・ そこには・・・ 腕を組んで宝満な胸を更に強調させな燕が、胸を押し付けていたのだ・・・ ツバメ「・・・みっともない試合??じゃとぉ??」 その言葉に脂汗がジワッと全身から噴き出すのが分かった廣・・・ その瞬間に、不覚にも燕がいることを完全に忘れていた己を呪った廣だった・・・
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