龍二・・・力の一片

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ツバメ「だんまりかのぉ? 答えるのじゃ・・・小娘」 詰め寄る燕に汗ダラダラで動悸バクバクで内心ヒヤヒヤの廣・・・ ヒロ「(・・・ヤバイ・・どうしよ・・・ あぁ~・・・!!)」 頭をかきむしり、慌てふためく廣を燕は後ろから見つめ・・・ ツバメ「・・・意外と面白いのぉ・・」 と、呟き肩を震わしながら廣の頭に手を置いた。 ヒロ「ヒッ!!!」 ビクッと面白い位に肩を震わし、悲鳴をあげる廣。 廣の等式では、龍二=鳴<クラスメイト<黒孤<自分<長谷<灰<燕となっている・・・ 世界中でこれだけ廣を驚かせれるのは燕だけだろう。 ツバメ「ふぉっふぉっふぉ・・・ 見ておるんじゃぞ? 目ん玉が飛び出る程の戦いを見してやるからのぉ。」 燕はそう言って、自身も優雅に龍二の元に歩いて行った・・・ ヒロ「・・・・・・・・・・・」 その姿に、廣は・・・ ヒロ「・・・カッコいい・・かも・・」 グッときた様だ・・・ ツバメ「龍二ぃ~」 ガバッと龍二に抱きつき、頬を寄せる燕に龍二は苦笑して、燕の頭を撫でる。 ツバメ「フフフ・・・ しっかし・・・楽しみじゃのぉ・・・ あの時の借りが返せるのじゃからのぉ・・・」 目を妖しく光らせ、獰猛な笑みで灰を燕は見た。 カイ「・・・俺の・・お情けで・・・引き分けだった・・からな・・」 カチンッ・・・ 灰の余計な一言が、燕の目付きを“かなり”悪くさせた・・・
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