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まずは小手調べ・・・
雷華の開始の合図に、弾かれる様に4人のコントラクターが行動に移った。
鳴は、雹夜を。
悠夏も沙留を呼び出し、この2人が早速激突する。
ヒョウヤ「ルァァ!!」
回転を軸とした、蹴りで沙留を弾き飛ばす。
シャル「くっ・・・」
ガードこそしたが、その上から容赦なく飛ばされた為、力は完全に雹夜が上・・・
真正面から行くのは得策じゃないと気付いた沙留は、歩法で、素早く回り込み、側面から、直接光撃を押し当てる。
が、しかし・・・
ヒョウヤ「遅ぇ!!」
ヒュッと、しゃがみ、そのまま突き出された腕を掴んで背負い投げの要領でぶん投げる。
シャル「・・・っ!!・・・ハッ!!」
それでも、空中で体勢をなんとか維持しながら、再び光撃を・・・
ヒョウヤ「だから遅ぇって言ってんだろ!!」
瞬動により、爆発的に速度を高めた雹夜の膝蹴りが、沙留の腹部を直撃する。
シャル「・・・カハッ!!・・・
ガシッ・・・」
肺から空気が漏れる・・・
そんな中、沙留は雹夜を抱き締め、離さない・・・
ヒョウヤ「・・・なんのつもりだ?」
その問いに顔を歪めながらも・・・
シャル「・・・今です。
灰様・・・私ごと・・」
ピシッ・・・ピシッピシッピシッ!!!
パキィ~~~ン・・・
その瞬間・・・2人は完全に凍りついた・・・
いわゆる彫刻状態に・・・
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