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ナル「・・・ぐぅ・・
ダメージがフィードバックして来やがった・・・」
苦しそうに肩を抱いて、片膝を着く鳴・・・
それに対して、悠夏は・・・
涼しい顔・・・?
ユウカ「沙留・・」
その掛け声に反応して、ある空間が光る・・・
そこから現れたのは、やはり沙留だった・・
シャル「・・・力押しでは私は倒せません・・・」
そう言って、今だ体を震わす鳴に視線を向ける・・・
龍二と灰の戦いに水をさす訳にはいかない・・・
だから、此処で完全に断ち切るつもりだった・・・
だが・・・
どうも様子がおかしい・・・
いや・・・おかしいのは鳴だ・・・
鳴の体の震えが段々大きくなり、そして、大声で笑いだした。
ナル「く・・くくく・・・くはははは・・・ヤベェヤベェ・・・
ノリノリだなぁ・・・おい・・」
そう言ったかと思うと、鳴は何事も無かったかの様に平然と立ち上がった。
ユウカ「なっ!!?」
驚きを隠しきれない悠夏に対して、沙留はまだ、冷静だった・・・
シャル「・・・何故、アレを見破れたのでしょうか?」
同じ様に何も無い空間に話しかける沙留。
すると、そこから無傷の雹夜が現れ、ついでに凍り付けのままの2人の彫刻が音を立てて崩れさった・・・
ヒョウヤ「・・・他の奴ならいざ知らず、俺には幻影系は気かねぇよ。
それだけだ。」
そう言い捨て、雹夜は首をコキコキ鳴らした。
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