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―――――その頃――――
リン「・・・始まったか・・」
結界を張っていた凛が呟く。
中から発せられた、強い気色に、思わず呟いた様だ・・・
そして、凛の呟きは、風に乗って、遠くの、棗、勇にも届いた。
ユウ「その様だね・・・
しかし、妙な気配だ・・
燕や、斧曜とは別の・・・沙留のモノでも無い・・・・」
ナツメ「・・・必然的には、久崎鳴と、雹夜のモノでしょうが・・・確かに妙ですね・・」
怪訝な表情を浮かべた勇に棗も同意をした。
リン「・・・今更だな。
恐らくリミットを外してるんだろう。
でなければ、二神と、神楽を倒すのは不可能だ。」
それに納得するように2人は頷いた・・・
「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」
そう言い終えると沈黙が続く。
そして、気配だけ感じる戦いの情景に、3人は、意識を傾けていた。
そして、そんな中、沈黙を破る者がいた。
ヒナギ「・・・見に行っていいでちよ?
警戒はあちき達でやっとくでちから。」
そう言ったのは、飛凪。
そして頷いたのは梓暗と槍王。
シアン「そうですね。気にもなるでしょうし、再攻の可能性は極めて少ないと思います。」
ソウオウ「・・・ウン・・」
各々の電従にそう言われ、3人は、三者三様の反応で返した。
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