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そして、会場に戻った3人が目にした物は・・・
圧倒的な光景だった。
リン「・・・ある程度は予想していたが・・・
これほどとはな・・」
凛の呟きに畏れが混じっていたのに、2人が気付いた・・・
そしてその理由も・・・
ユウ「・・・そのようだね・・まさか、同じ五階帝とはいえ、あの沙留を圧倒するとは・・・
仮契約と本契約の差を持って・・・とは・・」
ナツメ「二神さんに勝ったのだからそれこそ予想されていた結果とはいえ・・・これほど一方的とは思いませんでしたね・・」
3人が口を揃えて言っているのは、久崎鳴の事。
少し離れた位置で灰と、燕はまだまだ小手調べの感じで軽くやり合っていだが、鳴達は違った・・・
一方的といえる怒涛の攻めを行っていたのだ。
シャル「・・・ハァ・・ハァ・・光げ・・」
荒い息を吐きながらも、沙留が光撃を鳴に放とうとした。
だが、
ナル「させねぇよ!」
生身の人間とは思えない速度の瞬動で、沙留の懐に入り込んだ。
とっさに腕をクロスして無防備な前面を守るが、鳴が放ったのたのは・・・
ナル「〈螺旋水晶〉」
シャル「なっ!・・」
超至近距離からの必殺に近い一撃!!
渦巻く水の本流に拐われ、沙留は大きく吹き飛ぶ結果となった・・・・
だが、それでは終わらない・・・
鳴はその場で上に軽く手をやり、
「〈水撃〉」
と、呟いた。
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