2834人が本棚に入れています
本棚に追加
ライカ「おおっと!!!
ここで沙留が戦闘不能ぉ!!
状況は久崎・龍二ペアに圧倒的有利な状況へと移行しています。」
雷華のアナウンスが響き、鳴と雹夜は肩をすくめる・・・
ナル「・・・分かってる癖に・・・
はぁ・・・簡単に言ってくれる・・・
2対1でも4対1でも今の灰は・・・斧曜はキツイッての・・・」
鳴は完全に悠夏を驚異と捉えていないかのように無防備な背後を向けてうめいていた・・・
ヒョウヤ「全くだ・・・
此処からは連携か・・・
ヘマすんじゃねぇぞ?」
それは雹夜も同じで、周りがそれを不思議に思い、ざわつきだそうとしたころ、悠夏が突然、膝を折って倒れた・・・
ライカ「おおっと香椎選手!!突然倒れた!?
これはまさか・・・フィードバックかぁ??」
分かっていながら煽り続ける雷華に鳴は苦笑を浮かべながら、雹夜と会話を続ける・・・
ナル「・・・ふふ・・
ヘマって言ったか?
俺がか?
少々変則的だが、これはこれで楽しいんだ。
後悔なんかしねぇよ。」
その自信満々の鳴の言葉に雹夜は鼻で笑って返し、同時に龍二達に合流すべく歩き出した。
ライカ「・・・反応がないですねぇ・・
しかたないですから、種明かしします。
単的に言うと、フィードバックですね。
沙留に放たれた何気ない一撃に見えたアレは、かなり強力な技です。
多分〈硬水透〉とか呼ばれる内部衝撃系の技です。
一見、地味なので気付いた人は少ないと思いますね・・・
それじゃあ、此処からが本番です。
目ん玉かっぽじってしっかり見てくださいね?
最高峰の戦いを。」
そんな雷華のアナウンスが丁度終わると同時に、鳴達が龍二達に合流した瞬間だった。
最初のコメントを投稿しよう!