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「「舐めるなっ!!!」」
弾かれる様に、雹夜と燕が叫びながら灰に迫る。
それを鳴は真剣な表情で観察していた・・・
ナル「(理想的な展開まで持って行ったは行ったが・・・
後は・・・タイミングだな・・・)」
鳴がそう考えていると、リング内を歩いてきた龍二が、鳴に近付いた。
リュウジ「どう?」
ナル「・・・何がだ?」
主語不足の龍二の問いに、鳴は呆れて返す。
リュウジ「戦況。」
そんな鳴の気持ちも知らないで龍二はいたって普通に聞いた。
ナル「・・・見た通りだな・・・
やっぱ一筋縄じゃいかなかったな・・・
てか、お前がスピサモしてなんとかって作戦だったの覚えてるか?」
若干恨めし気に龍二を睨みつける。
リュウジ「あはは。鳴なら何とかしてくれるって信じてるからね。」
ナル「・・・・・・・・・・・・はぁ・・
・・・作戦を・・戦略何だと思ってんだ・・ったくよ・・・」
大きなため息+ぶつくさと独り言を言ってみる鳴・・・
それによって何かが変わる訳では無いが・・・
言わずにはいられなかったのだろう・・・
ナル「・・・まぁ・・・それを何とかするのが真の策士って奴だわな・・・
しゃ~ねぇ~・・・
任せろや。」
鳴が、ニヤリと笑うと、
リュウジ「頑張ってね!!」
と、言ったので、とりあえず、鳴は龍二の頭を、ポカリッと殴りつけたのだった・・・
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