2834人が本棚に入れています
本棚に追加
カイ「(・・・おかしい・・な・・確かに・・並の五階帝・・以上・・・の勢い・・・はあるが・・・)」
灰は、雹夜の猛攻をヒラリヒラリと捌きながら、不思議に感じていた・・・
攻撃を受けている印象からすると、確かに強いが、雷華達を倒すほど・・・属性を、相性を覆す程には見えないからだ・・・
そんな風に灰が雹夜を観察しているのに、当事者の雹夜は気付いていた。
そして燕も。
ツバメ「ッ!!舐めくさりおって・・・
灰も残らず焼き付くしてやるわ!!!」
激怒した燕は焦れて漸く気色を使い出した。
それを見て雹夜も青の気色を体に纏わす。
ヒョウヤ「鳴っ!!何時まで指加えて見てりゃいいんだ?さっさと指示を出せ!!」
雹夜が歓喜に表情を歪ませて叫ぶと、鳴は又、苦笑した・・・
ナル「どいつもコイツも・・・軽く言いやがって・・・」
そう呟くやいなや、瞬動でサッと灰の懐に入る。
カイ「なっ!!」
これに灰は目を見開いて驚く!!
灰の反応を凌駕した瞬動で鳴はニヤリと笑ってゼロ距離から・・・
ナル「・・・逃げるなよ?」
肘を叩き込み、その際に腕を反対の手で掴み、衝撃を逃さない様にさせる。
そして、
ツバメ「でかしたっ!!!」
そこに、膨大な質量の赤の斬撃が、上空から2人を襲った!!
最初のコメントを投稿しよう!