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燕の巨大な炎球により土煙は霧散した・・・
そして其処に立っていたのは両腕に鉄甲を装備した灰だった。
ナル「・・・ハンズ・オブ・バーンイーター・・・・
燕の天敵か・・・」
鳴は呟く・・・
理解していたのだ・・・
何故燕の炎が消されたのかを・・・
見れば燕は面白くなさそうな顔をしてはいるが、焦りは見えない・・・
雹夜もまた、間合いを気にしながら戦闘体勢を維持している。
龍二は・・・
リュウジ「頑張れ~」
応援??をしている。
だが、皆に共通するものがある・・・
それは悲壮感がないのだ・・・
誰も諦めていないのである。
ならば、鳴が諦める道理は無く、むしろ笑みが沸き上がってきていた。
ナル「へへッ・・・面白くなってきたぜ・・・
こっからが本番だ・・
しっかり龍二にも手伝って貰うか。」
鳴は視線をチラリと龍二に向けて、一人呟き、こっそりと電維陣を展開する。
カイ「(・・・久崎鳴・・
奴は・・危険だ・・な・・
・・あの・・瞬間・・・雹夜を・・・凌駕・・・した・・
・・・それは・・=上位階帝・・・に繋がる・・・
先に・・・殺る・・か・・)」
鳴が、こっそりバレない様に電維陣を展開した頃、灰もまた鳴を問題視していた・・・
そして視線が交錯する・・・
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