龍二と鳴の素晴らしき共闘・・・?

16/27
前へ
/700ページ
次へ
カイ「・・・氷蛇、氷猿・・」 灰は、両手を振り下ろし、氷で象った蛇と猿を鳴に向かわせた。 氷猿は軽快な跳躍で上空から、氷蛇は、地を這うように足元から鳴を襲う。 同時攻撃は同時攻撃だが・・・ ナル「・・・こんなもんが効くとでも思っては無いわな・・?」 軽く後ろにバックステップする事により、雹夜と燕に並ぶ。 すると、2人は確かめることすらせずに、雹夜は氷蛇を、燕は氷猿を撃退した。 ツバメ「この程度・・・なっ・・!!」 ヒョウヤ「テメェ・・!!」 燕が、氷猿を焔雀で切り裂いた瞬間、氷猿の体は抵抗無く切り裂かれ、中から液体がかかったのだ・・・ そして、それがかかった瞬間、即座に凍てついたのだ。 ナル「・・・液体窒素か・・・考えたな?」 一時的にとはいえ、一気に2人の動きを封じた灰に賞賛を呟く鳴に、灰は・・ カイ「・・・それが・・最後・・の言葉か・・・?」 と、だけ言って、今までで最高速度の瞬動で鳴に拳を向けた。 ナル「・・・わぁお・・・俺は退散っと!!」 鳴は意地の悪い笑みを浮かべ、電維陣を解放した・・・ パァっと光が鳴を包む中、灰は全く気にせず、その拳を振り抜くつもりだった・・・ カイ「・・・なっ!!」 しかし・・・結果は、目の前の標的の顔ギリギリで、拳を止めていた・・・
/700ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2834人が本棚に入れています
本棚に追加