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急反転・・・!!
残像が残るほどの体捌きで横を取ると同時に裏拳を打ちつけた。
ナル「ぬぅあっ!!!
それをスウェーで辛うじて交わすも、バランスは崩す。
カイ「貰っ・・た!!」
そこで灰は急制動をかけて、氷撃を込めた蹴りが鳴の背中を襲った!!!
ナル「マズッ!!!・・・」
それをどうしようもなく呟くしか出来ない鳴は、灰と視線を合わせ、苦笑した。
灰はそれを無視し、無情に引導を渡しにかかった。
が・・・
ヒョウヤ「‘水陣斧’!!」
氷の戒めから脱出した雹夜が、鳴の前髪をかすめる程の位置に、巨大な斧を投げつけたのだ。
「なっ!!!」
驚いたのはまさかの鳴。髪の毛がブチブチと数本抜けて痛い思いをした・・・
灰は灰で内心の苛立ちを舌打ちだけに収め、だが敢えて灰はそれを避けなかった。
「っ・・・・(だが・・・最優・・先は・・・こいつ・・だ・・)」
多少のダメージを覚悟し、鳴を再起不能にする事を選んだ灰。
ヒョウヤ「ちぃ!!燕えぇ!!!
頼むっ!!」
雹夜は自分じゃ灰を止められないと気付き、願いを込めて叫んだ。
ツバメ「言われんでものぉ・・・
よくも・・・やりおったな!!!」
燕は怒りの表情をうかべ、焔雀で水陣斧を斬った。
バァーン!!!
「うわっ!!!!」
「ぐぅ・・・!!」
水は一気に爆発を起こし蒸発し、その爆風で灰諸共、鳴を吹き飛ばした。
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