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ナル「ヒュ~♪(キタキタキタキター!!!)」
外も中も歓喜し、壮絶な笑みを浮かべた鳴は己の中のリミッターを外した。
と同時に、ポケットの中の本契約用コラクトを操作する。
そして確かな感触を得て、一足触発の2人をけしかけた。
ナル「ようやく本気になったな。
だが、どうせなら一撃が望ましくないか?
‘一撃必殺’。
意味はその名の通りだ。
最高の一撃で勝負しようぜ。」
そう言った鳴は、更に後ろに下がった。
それには理由が合った。
だが、その前に灰が異論を上げた。
カイ「・・・それを受けるとでも・・・?」
そんな言葉を嘲笑う様に、鳴は足取り軽く下がり続け、お目当ての者を掴んだ。
ナル「受けるさ。なんせ勝った‘奴が’龍二を得るってのでやればな・・・」
ニマッと笑った鳴。
リュウジ「えっ・・・??」
全く事態を理解してない龍二は首を傾げながらも取りあえず鳴に釣られて笑った。
燕と灰は目の色変えて、鳴を睨み、毒づいた。
ツバメ・カイ「(このタヌキが!!)」
ナル「(おぉ~・・・怒ってる怒ってる・・・)」
刺すような殺気をむしろ心地気に感じながら、視線を雹夜に走らせた・・・
理由は一つ。
余計な事を考えさせないため・・・
そして、
ヒョウヤ「ちっ・・・ったく・・・『螺旋水晶』」
灰に放たれた雹夜の一撃により、火蓋は切って落とされた。
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