龍二と鳴の素晴らしき共闘・・・?

24/27
前へ
/700ページ
次へ
ナル「キレた・・・ これほどの力・・・ だがまだ足りない・・・ 俺を・・・柳星を満たすには・・・」 リュウジ「・・・柳星?・・鳴は何を言ってるんだろ・・」 鳴の呟きが聞こえてきた龍二は不思議そうに鳴を見た。 だが、はっきり言ってそれを確かめる時間は無い。 ツバメ「龍二。儂の後ろにつくのじゃ。灰の小僧の気色は毛ほども通さん!!」 リュウジ「ふえっ?・・・気合いが入ってるね?」 おとぼけた顔でトボトボと燕の後ろにスタンバる龍二。 全く気圧されて無いのは流石だといえる。 そして燕は焔雀を構えた。 姿勢は刺突・・・ 研ぎ澄まされた殺意。 残滓を残す気色は空気を侵し、辺りは朱に染まる。 対して灰は、自然体・・・ 構えはなく・・・だが視線は燕を見据え、そして気色は・・・ 澄んだ水色の気色は埋め尽くされた赤に負けず、己を誇示していた。 気色の対比は、燕:灰=7:3。 だが、灰のギフトの能力を考えれば五分五分・・・ お互いは睨み合い、集中し、その他を排除した。 視野から。視覚から。思慮から。 そして思考から・・・ 記憶から・・・ 鳴の存在を・・・
/700ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2834人が本棚に入れています
本棚に追加