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彼がかなり年上だったから、安心してたのかもしれない。
いや、紳士的だったから信用していたのかもしれない。
「実は、僕、年の割には性欲強くてね。妻だけじゃ満足出来ないんだよ。」
「え…?」
いきなりの話で、頭が働かないあたしに、彼は
「今まで付き合っていた女性が、ご主人の転勤で会えなくなっちゃってさ。ほら、貴女も満足出来てないんでしょう?今の生活に…毎月お手当出すから、ねっ?」
確かに彼には、夫に対する不満やお金の心配を打ち明けていた。
彼は、あたしの話を親身に聞いてくれ、あたしも彼に話す事でストレス解消していた。まさか、彼があたしを愛人にしたがってたなんて思いもしなかった。
突然の事で返事も出来ないあたしを彼は承諾したのだと思い込み、抱きしめてきた。
我にかえり、抵抗しながら、愛人になるつもりはないと言うあたしに、
「今まで貴女には、投資してきたでしょう?断るなら、ご主人に話すよ。奥さん、売春してるって。」
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