闇に染まる真っ赤な血

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逃げようにも、出口扉の前にζが!! そのζの前にはウイルス兵器の亮介が!! 構える様子もなく、ただじっと睨み付けていた。 そして…消えた!!!! 『きっ…消えた!?』 「バカな!!消えるはず……!?」 修二達の目の前から亮介が消えた。 「バーカ。消えるかよ!!」 「『っ!?!?!?』」 消えたと思っていた、亮介は修二、直也の後ろに立っていた。 「動きが………」 『まるで見えない………』 二人は驚きのあまり、構えが崩れ、無防備に…。 気がつくと…顔面、腹部に痛みが……いや、激痛が!! 声が出ない。 声が出せない!! 「ゲホッ…ゲホッ……」 『ぐっ………』 「まだ…死ぬなよ!! オレからしてみれば、まだ何もしていないぞ!!」 動きが読み取れない…。 勝てる…はずがない………。 逃げれる…訳がない………。 「お前等二人で…こいよ!!本気でな!! オレは“退屈”なんだよ!!」
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