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「ここか…いたいた。総監から連絡をもらってびっくりしたが…本当に居たんだな………“カス共”が!!」
『うっ…あぁ……!?』
修二は声のする方へ視線を向けると、見覚えのある顔が見えた。
「二人共、気分はどうだ?」
ゆっくりと修二に近づく男。
堂々と歩く男の姿は余裕だった。
男の登場で直也がわずかだが、意識を取り戻した。
ζも男が近づくにつれて、修二を掴む力が弱まっていった。
『この…程度な…ら……!!』
修二の頭を掴んでいたζの腕を握り返し、突き飛ばした!!
『んぅ…あああぁぁぁ!!!!!!』
修二の攻撃に不意をつかれたζは一瞬、力が弱まり手を離してしまった。
腕を振り払い、がむしゃらに修二は逃げ出した………。
ζと貨物室に出現した男から逃げるように、直也の元へ走り出した!!
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