闇に染まる真っ赤な血

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「修二に直也!!今からお前等をテストする。 オレが想像している力より弱かったら…殺す!!」 『テストだと!?ふざけてやがる!! 直也…アイツ、一体何者だ!?見覚えはあるんだか………』 「…忘れたか!?アイツは前回のゲーム参加者“武田亮介”だ。 …ウイルスを投与後、自ら殺され兵器に………。 奴は…御剣総監の次に組織で権限を持っている…。オレより格は上だった」 『…親父…クソ親父!!』 二人は身構えながらゆっくりと一歩…また一歩と後ろへ後退していった。 『アイツ…強いのか!!?』 「多分…この船の中では“最強”だろう………」 あの直也を震えさせるほど………。 相当の強さだろう………。 「おいおい…お前等。 仮にもウイルス兵器だろ!? ビビらずにかかってこいよ!!」 構えもせず、無防備なまま二人に近付いて来た。 ζはというと何もせずにただ、じっとこの状況を見守っていた。 「いいか、修二………。 亮介を一瞬でも怯ませたら、すぐに退くぞ!!!!」 小さく頷く修二…。 逃げ…きれるか……。
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