闇に染まる真っ赤な血

24/27
10249人が本棚に入れています
本棚に追加
/462ページ
「もう飽きた…お前等じゃ、オレを本気にはできない!! オレが戦う必要も無いだろう………」 倒れ込む二人の前で亮介は後ろに立っていたζに手招きをする。 呼ばれると、亮介の元へゆっくりと歩き出した。 「オレに適わなくても、コイツぐらいなら勝てるだろ!? …二人掛かりなら……」 そう言って亮介は、腕を組ながら後ろへゆっくりと下がり、ドア近くの壁へ寄りかかった。 「…ウォォォオオォォォ!!!!」 「…くそっ!!あの野郎!!バカにしやがって!!」 『それより…これでさらに逃げづらくなったぞ………』 ドア近くの壁には最強の亮介が!! 目の前にはウイルス生物ζが!! 二人は立ち上がると、肩幅ほどに足を開き、構える。 ζも拳を前に出し、待ち構える。 「………わかってるな、修二!!」 『あぁ…コイツを倒さなきゃ…前に進めない!!』
/462ページ

最初のコメントを投稿しよう!