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本棚に追加数日後
メモリースティックのデータには、組織本部の事やウイルス、ワクチンの成分などは記されていなかった。
無駄骨…言いたくはないが、メモリースティックのデータは、ほぼ全てが自分達も知っている内容だった。
さらに先日、侵入した屋敷(研究所)は全て焼き払われていたと、渦本の部下が報告してくれた。
直也が警備兵のリーダーに何を言ったのか判らないが、その事が関係しているのだろうか…。
それとも不要になったので、処分しただけだろうか…。
だが、この件に関して直也は、何一つ語ろうとはしなかった。
あれから、なんの情報も掴めないまま二人は何もしなかった。
もちろん、組織の研究所へ侵入する事も………。
週に一度、体の検査を行い、ただその日をなんとなく過ごす日々が続いた。
体の異変は、日を追うごとに悪くなるが、修二と直也も自分から行動を起こす事はなかった。
数ヶ月後
いつも変わらない朝に慌ただしくドアを叩く音と修二を呼ぶ声。
『ふぁ…い』
寝ぼけたままドアを開けると、渦本の部下が呼吸もままならないまま話し出した。
「じょ…上司がおよ…お呼びです。
いつものゲホッ…いつもの部屋へお越し下さい」
ただ事ではないようなので、修二はすぐに部屋を飛び出した。

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