エピローグ

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 真琴は暫く茫然としていた。 「真琴…。」 「何で、菜乃…!?」 その後、夜眠っても、うわごとばかりを繰り返したらしい。 眠れない事も有ったとか。 学校にも来なくなった。 好きな人を失った俺には、真琴の事まで構っている余裕など無かった。  俺はというと…。 連日の警察からの事情聴取に疲れていた。 何でも、第一発見者だからと言って、毎日引っ張りだこだった。 橘菜乃には、会わせてもらえた。
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