閣下と私~メイド喫茶編~

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そんな閣下を誘ったのは、俺からだった。 ある夏の・・・日曜の16時辺りだったと思う。 俺は外で、冷房装置の水洗いをしていた。 そこでふと、閣下の事を思い出した。 当初はからかってやろうと思い、こうメールした。 『イカしたサテンでお茶しない?』 閣下がここでシカトしてくれたら良かったのだが・・・ 『古い口説き文句やな~』 少しカチンと来た俺は、またも閣下にメールを送った。 『じゃあ、メイド喫茶でお茶しない?』 何でこんなメールを送ったのか、今となってはよく分からない。 多分、絶対に断られると思ったんだと思う。 そして、返事が返ってきた。 『ちょうどひぐらしの発売日で近くにいるから、いいよ~』 ・・・やっちまいました。 まさかOKされるとは思わなかったからさあ大変。 まあ、当初は「ま、いっか」的なものもあったのだけど・・・
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