閣下と私~メイド喫茶編~

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そして、俺と閣下はメイド喫茶に来た。 店自体はそんなに広くはないのだが、フィギュア化もした有名なメイド喫茶だ。 席に座ると、メイド服を来た店員さんがやってきた。 「ご注文はお決まりですか?」 近くにメイドさん・・・いや、女性がいるのだ。 「え、あ・・・えと・・・」 俺は緊張してしまい、言葉が見付からなかった。 はっきり言おう。 俺は閣下みたいに女友達もいないし、母上殿や妹、親戚以外の女性との面識がない。 女性が居るだけでハイテンションになる、女運が全く無い男なのだ。 そんな男の前に女性が・・・しかもメイド服を着ていたら、普通にしろと言うのは無理な話である。 閣下にツッコミを食らったが、決して狙った訳ではない。
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