過去と未来の襲来

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日焼け止めを塗ったあとに、帽子を身につけて、恭也くんと外に出た。 外は天気が良すぎて陽が当たる。 恭也くんはすごく楽しそうに散歩をしている。 どことなくイラッとする笑顔を崩してやりたいと思ったけど、やめた。 泣いたら泣いたで、宥めるのが面倒くさくなる。 「静華さん、ケーキ食べませんか!? あそこに美味しそうなお店が―「いらない」 恭也くんが言い終わる前に私が答えると悲しそうな顔をした。 「それじゃあ、どら焼きとたい焼きはどうですか!?」 「いらない!」 さっきより少し強めに言うと、泣きそうな顔になっていた。 また、色々と話しかけてきたけど面倒くさいので無視をした。 そして、彼は泣いた。 宥めるのが面倒くさいとか思っていたのに、彼を泣かしてしまった。
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