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「やっぱりこれかな?」竜也の右隣の台を薦めた。
間もなくすると、台のランプが光り、夢芽はビッグボーナスを引き当てた。
「なぁ!?これからさぁ、何処か遊びに行って飯でも食いに行かない!?」
竜也が言った。
「えっ?あ…いいけど」
夢芽の心臓が再び高鳴り始めた。
「じゃあ決まりな!?」
「何食べたい!?イタリアンなら山下の所におしゃれなのあるけど、飲みたいなら夜景見ながらのが良いしな!?どうする?」
竜也が聞いた。
『わからないから、お任せで』
「わかった!じゃあ、お任せでな!?」
竜也はそう言うと、スロットに向き直り打ち始めた。
昼過ぎになると、お客も増え賑やかになってきた。
三万四千円程両替すると、竜也は夢芽をドライブに誘った。
夢芽は直ぐ様返事を返すと、二人は一端夢芽の車を置きに帰り、竜也の車でドライブに出かけた。
カーステレオからは、MISIAが静かに流れていた。
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