出逢い

4/4
前へ
/45ページ
次へ
「やっぱりこれかな?」竜也の右隣の台を薦めた。 間もなくすると、台のランプが光り、夢芽はビッグボーナスを引き当てた。 「なぁ!?これからさぁ、何処か遊びに行って飯でも食いに行かない!?」 竜也が言った。 「えっ?あ…いいけど」 夢芽の心臓が再び高鳴り始めた。 「じゃあ決まりな!?」 「何食べたい!?イタリアンなら山下の所におしゃれなのあるけど、飲みたいなら夜景見ながらのが良いしな!?どうする?」 竜也が聞いた。 『わからないから、お任せで』 「わかった!じゃあ、お任せでな!?」 竜也はそう言うと、スロットに向き直り打ち始めた。 昼過ぎになると、お客も増え賑やかになってきた。 三万四千円程両替すると、竜也は夢芽をドライブに誘った。 夢芽は直ぐ様返事を返すと、二人は一端夢芽の車を置きに帰り、竜也の車でドライブに出かけた。 カーステレオからは、MISIAが静かに流れていた。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加