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今日は、年に一度の大切な日。七夕の夜。織姫と彦星、会えるかな?
人々の喧騒、色とりどりの浴衣。周りには、明るい出店。
「瑠璃、こっち、こっち。」
「すごい人だねぇ。」
「迷子になりそ。」
「ん?」
瑠璃は振り向く、そして駆け出した。
「待って!」
「ちょっと瑠璃!何処行くの?」
「此処に居て!」
瑠璃は何かを追って笹原に入ると一人の男が陰から出てきた。黒いスーツを着たスラリと背の高い男が…
「ようこそ、星の世界へ。」
パチッと男は指をならすと、辺りは一瞬で星の海と化した。
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