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おじいちゃんが運ばれて
1週間が経とうとした
ある日の早朝…
おじいちゃんは
深い深い眠りについた。
おじいちゃん…
おじいちゃん…
何度呼びかけても
応答はない。
でもおじいちゃんの
亡くなり方は
安楽死だったらしい。
苦しむこともなく
永遠の眠りについた
おじいちゃん。
でも突然すぎた。
おじいちゃんの声が
聞きたかった。
話したかった。
でも私には空がいた。
タクヤがいた。
私には家庭があった。
泣いてばかりは
いられなかった。
すぐに葬儀の準備もあった。
身内の葬儀は
初めてで大変だった。
私は泣きたかったけど
涙を我慢して
空の前だけは
涙を見せないように
していた。
おじいちゃん…
ゆっくり休んでね。
私達を見守っていてね。
今までありがとう。
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