ランジェリー~序章~

7/14
前へ
/23ページ
次へ
ずいぶんと、闇の濃い夜は異形に味方するのか? それでも、見失う事はない。 しかし・・・。 異形は迷うこと無く、ただ一ヶ所を目指して、とびつづける。 オッド「低級・・・。」 私に気付くこと無く、何かを思うこともないのだろう異形は、ただ餌に向かい不安定な飛行を続ける。 気配を。感情さえ押さえつけ殺してしまえば、気付かれる事はなく、異形のだらしなく垂れ下がった腕に捕まることはない。 オッド「っち。いい加減に」(苛立ちながらも冷静に) 長い。珍しく異形は長い移動をする。 オッド「そんなに、いい餌をみつけたのか?」(冷たい笑い) そして、異形は一瞬高く舞い上がると、目指す場所に一直線に降りていった。 オッド「ご到着。」(皮肉って)
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加