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わたしは、闇だけが呼ぶ存在。
素足に。
薄い布のランジェリー。
それが。
私の姿。
わざと足音を立て。
・・・異形と対峙する。
オッド「イケニエは・・・?」
異形の腕に抱かれているのは、青白い顔の少女。
オッド「まだ・・・ココロは喰らわれていないか。」
少女は、気を失い、顔色は酷くわるいが、まだ微かな暖かみがある。
異形は・・・。
オッド「やっとお気付き?」
私に気付くと、少女を手放した。
そして・・・標的を私に定めたように唸り、一片光の攻撃。
それは髪をカスメル。
まとめていた髪がほどけ、艶やかな髪が風に、なびく。
オッド「遅い。」
私は、異形の背後に走り込み・・言葉を漏らす。
異形との対峙は・・・・。
オッド「何度目?」(絶望的)
むなしさが全身を襲う。
その、絶望に異形は向かってくる。
異形にとっての・・・・。最高の食事は・・絶望。
感情を溢れさせる。
流れ出る感情は暗い。
常に絶望・むなしさ・さびしさを黒いランジェリーに隠すわたしは、最高の食材。
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