プロローグ

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私と君は生まれた時から2人だった。いつも君がいて私がいた。きっと明日も私の隣には君が… 時は平成。私[弌宮鈴(いちのみやすず)]は君[弌宮鉛(なまり)]と双子として弌宮家に生まれた。 弌宮家は代々神社の神主をしている家系で、父と私と鉛とおばあちゃんの4人家族。 父はいつも袴で神主だけど、私と鉛から見ればただの中年親父にしか見えないのは内緒。 お母さんは私と鉛を産んだ時に亡くなったって聞いてる。写真を見る限りでは鉛にそっくり。 おばあちゃんは優しくて、私たちのお母さん代わりをしてくれてる。近所では知らないことはない物知りおばあちゃんって呼ばれてる。 私と鉛は中学2年生。来年受験だけど、まったくそんなこと考えてない。私は活発的で、よく周りからは元気ねって言われる。別に元気だけが取り柄じゃないんですが! 鉛は大人しくて頭のいい子。よく私の宿題手伝ってもらってる(笑) そんな私と鉛のお話。image=112503053.jpg
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