39人が本棚に入れています
本棚に追加
よく見ればこの子も同じコートを着ている。
ということは、下級死神だ。
「あの~…退いてもらえませんかぁ?
ものすごぉく危ないものが腹に当たってるんですけど……」
蓮だってお年頃の男だ。
胸を見せられたらそれはちょっと嬉しい。
って、俺はヘンタイかぁ!!
「あっ、ごめんなさぁい」
女の子はんしょっという掛け声と共に起き上がった。
蓮も続けて起き上がる。
「あんた誰だよ…」
「君こそだぁれ?
準備室にいるって事は、新しい子?」
「春樹 蓮。今さっき来た」
来たというより連行された。
「蓮君?
こっちは露草 紅葉(ツユクサモミジ)!
こー見えても二十歳だよ!」
間。
「と、年上ー!!嘘ぉ?!」
どっからどう見ても十代半くらいだろ。
「むー。これがちゃんと証明してくれるもんっ」
と言って、紅葉は豊富な胸を持ち上げた。
「見せんでいい!!」
確かに自然と目が行ってしまうけど。
「ちぇ…面白くないなぁ蓮君は…」
「……」
なんか、どっと疲れた。
最初のコメントを投稿しよう!