壱・準備

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取り敢えずすべて着た。 何もかもぴったりだ。 「どこから情報を…」 怖すぎる…!! 暫く震えていたがそれも収まり、部屋をうろうろしていた。 制服しかなく、それ以外特に何もない。 「陽飛…おせぇなぁ」 椅子に座りながら陽飛を待つ。 俺ってここで何すんだ? 制服なんて着て。 机に足を乗っけて、眠りの体勢に入った。 マジで…意味分かんねぇ………。 蓮は瞼を閉じ、数秒で眠りについた。 「……ぃ……おーい、起きてぇ」 耳元に息が吹きかかった。 「ねぇてばぁ」 その後、強く肩を揺さぶられる。 「…んだよ……」 気持よく寝てたのに…。 目を開けば大きく開いた胸元。 「…?!うわぁっ!!」 椅子から落ちた。 蓮を起こした人と共に。 「いっつぅ~…」 頭を強打して、一瞬意識が飛んだ気がする。 「あたたぁ……」 自分に覆い被さった人物を見た。 黒い髪をツインテールした中学生くらいの女の子だった。 てか、胸!胸がぁぁ!!
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