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翠は上機嫌で、夕は疲れたような顔をしながら、指定された席に座った。
すると、前の席に座っているツインテールの少女が、二人に声をかけてきた。
蜜柑「翠ちゃんと、夕くんやなっ うちは佐倉 蜜柑。よろしくな♪」
翠「うんっ よろしく♪」
夕「よろしく
……俺のことは呼び捨てで構わない」
翠「くん付けされるのに慣れてないのよね~
私も呼び捨てでいいよ♪」
蜜柑「うんっ
それじゃ二人に紹介するな♪ まずは大親友の蛍💕」
蛍「今井 蛍よ。よろしく」
蜜柑「それから委員長っ」
飛田「委員長の飛田 裕です。仁城くんとは同じ名前なんだね。これからよろしく」
蜜柑「あれ?委員長って『ゆう』って名前やったっけ?」
ヒュー----
蛍「…………蜜柑」
蜜柑「え? あっ💦
ごめんな委員長💦💦」
飛田「いいんだよ蜜柑ちゃん。別に僕の名前なんて…」
そう言いながら少し涙目な委員長。
そんな委員長に必死に謝り続ける蜜柑。
翠「幸せな光景…………」
誰にも聞こえないくらい小さな声で、そっと、呟いた。
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