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「はぁ…ン…っ…」 がくがくと足が震え出し、叩いていた手もただ胸に添えるだけになってしまい、上手く抵抗出来ない。 キスって、こんなに激しいものなんだ…… 「ん、ン……ふぁっ…」 何だか良くわからないけれど頭が痺れる様に熱くなって来て、抵抗することも忘れてただ相手に身を任せていた。 でも何だか…… 頭が、ちかちかする様な…… 「は、ん……ぅ…」 息苦しさと気持ち良さにじわじわと涙が滲み始め、意識が薄れ始める。 あまりに激しくて長いキスに酸欠になってしまったのか、頭がくらくらして…… 「……っは、…え?ちょっ、先輩っ──……」 僕はそのまま、相手の胸の中で気を失ってしまった。
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