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砂煙がだんだんと晴れていく。
倒れていたのはオーガだった。
『チッ!!明日は筋肉痛決定だな。』
剣を横に払い鞘に入れた。これはラウルが認めた敵にやる行為だ。
『安らかに眠れ。』
その時ラウルが寝転んでいた岩の上に一人の男が立っていた。ローブのせいで顔は分からないが体つきで男だとラウルは分かった。
???『いや~、流石ですねラウルさん。一人でオーガを倒すなんて聞いたことが無いですよ。』
男は笑っていた。
『お前は誰だ!?』
しかし男はラウルの言葉を無視して話し始めた。
『貴方は危険だ。貴方は一人で国1つを落とす力を持っている。貴方のことが邪魔な人達がこの世には沢山いるんだ。』
『何を言っているんだお前は?』
『だから消えて下さい。』
男の周りに20人程度のローブを被った連中が現れた。そして一斉にラウルに攻撃を開始した。
『俺を殺しに来た連中がほざくなよ。』
ラウルは攻撃を避けていた。
『その男はオーガとの戦闘で疲れ切っている。殺すのだ!!』
男の一言で殺し屋達は士気を上げた。
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