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『さすがのｵｰｶﾞもこれで死んだろ｡』
背を向けて帰ろうとした時､ｵｰｶﾞの棍棒がﾗｳﾙに当たった。
ﾊﾞｰｰｰﾝ!!!!!!
ﾗｳﾙは近くの岩にぶつかった。
『ｹﾎｯｹﾎｯ､ｱﾚで死なないのかよ｡』
ｵｰｶﾞの体はﾎﾞﾛﾎﾞﾛだが辛うじて生きていた。｡一方のﾗｳﾙはｱﾊﾞﾗが二本折れて､血を吐いていた｡
『やってくれるじゃねえかｵｰｶﾞ!!』
『ｳｫｫｫｫｫ!!!!!!』
ﾗｳﾙは次の一撃が最後の力だと判断した｡
ｵｰｶﾞも自分の体が次しか持たないと判断したのか動きを止めていた｡
長い時間が過ぎていく｡辺りは静まり変えっていた｡
ｼｭﾝ。
先に動いたのはｵｰｶﾞだった｡最後の力で地を蹴って素早い動きをした。
『こっちも最後だ!!ｵﾘｼﾞﾅﾙ魔法『ｼｬﾝｸﾞﾘﾗ』』
『ｼｬﾝｸﾞﾘﾗ』はﾗｳﾙが作り出した魔法で､ﾗｳﾙの体の機能全てを極限まで上昇させるが､制御が効かない為に最後の最後まで使わない必殺魔法だ｡
両者が激突した...
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