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『……月……日
今日妻の体調が優れないらしい。心配だ。
ここのところ、大きい腹を抱えて、家事をしたり、夜遅く帰ってくる私を待つために起きてくれていたり、妻には迷惑をかけっぱなしだ。』
『……月……日
今、助産婦さんが我が家に来た。
とうとう、愛しい我が子を抱ける日が来たのだ。
この日をどれだけ待ち侘びた事か！
名前は決めてある。
俊博だ。
我ながら、いい名前が浮かんだと思う。
今、隣の部屋で妻が苦しそうな声を上げている。
頑張ってくれ、私にはそう応援しかできない。
その時、泣き声が聞こえた。（ここの行から字が右上がり気味になっている。興奮しているからか。）
今現在、午後十時過ぎ。赤ちゃんと妻は並んで寝ている。
二人とも寝顔は穏やかだ。
明日は早い。今日の日記はここで切り上げる。』
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