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もう、それは中毒としか言いようがなかった。
一度聞いてしまえば離れない
また聞きたくてたまらない
そんな君の声
ぞくりとするような
艶めいて
高揚を煽るような
そんな君の声
声だけやない。
その悪魔か天使かと見紛うような美しい容姿
鋭く射抜く視線
全てが美しく、気高い。
せやから
どうしても欲しかった。
どんなに断られても
諦める事はできなくて
がむしゃらだったん。
受話器から聞こえる声にさえ
俺は縋りつきたくなった…
もう
君に中毒起こしとる。
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