第3話 迂回

11/12
前へ
/71ページ
次へ
何かの見間違いか、それとも錯覚か…だんだん顔が近付いてくる… なんか湿った空気が顔を覆う(??)感じだ。 いや、見間違いではない。紛れも無く四万十川の唇が近づいて来る… ベタな感じにタコの唇…うっすら唾液が… 危機を感じた僕は右手で彼の顎をぶっ飛ばした。 十「ぶぎょっ!!」 四万十川は宙に舞った。 口から血が流れていたけど、歯は抜けてない様だ。 僕は阿呆みたいに倒れている四万十川に手を伸ばした。
/71ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加