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「結婚式の日楽しみにしとって。絶対お前嬉し泣きさせる自信あんねん」
何かたくらんだように笑って言った。
三日後の結婚式をあたしは心待ちにした。
結婚式の3日前にあたしは泣いた。
あなたを失って泣いた。
『これが最後の波乗りだから.最後のワガママ聞いてな(笑)帰ったらおまえにプレゼントしたい物あるしな(笑)』
そのまま彼は波にのまれて……。
うれし泣きさせるんちゃうん。
プレゼントなんかあったって、あんたがおらんかったら何の意味もないやんか。
そうやって顔が、声が、思い出が、頭に浮かんでくるたび泣き続けた。
あなたがいなくなって約1ヵ月後。あなたのご両親があなたがあたしにくれようとしたプレゼントをくれました。 。
結婚指輪…
その日の涙に初めて嬉涙が混ざりました。
あれから6年目が過ぎようとしています…
あなたじゃない人を好きになったりもしたけど、
あなたを忘れた日はありません。
あなたはあたしの一部だと、命と引き換えにくれた物をいつも身につけています。
尊敬していたあなたは今でもあたしの目標でもあります。
いつか、あたしも永遠の眠りについてあなたに会った時
『めっちゃ成長したやんか。おいて行って後悔したわ(笑)』
って、言わさなあかんもんな♪
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