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サダ「と、とりあえず落ち着こう・・・」
サダは深呼吸し何とかならないかと辺りをキョロキョロ見回した
その時後ろから話し声と足音が近付いてきた
サダ(ヤ、ヤバイ!見つかる!?)
サダはおお慌てでその場から離れ近くのタルの陰に隠れた
サダは船員達の話し声が聞こえたので聞耳を立てた
船員「おい、なんかなクレオ技師が脱出用の自動操縦ポットあったろ?あれ点検してたら無線機が壊れてるから直したいから来てくれってさ」
船員2「おうわかった」
サダ(脱出用ポットか・・・自動操縦とか言ってたな・・・もしかしたらそれで逃げられるかな!?・・・よし行ってみよう!!)
サダは気付かれないように船員の一人の後をつけてみた
サダ(しかしけっこう大きい船だな~・・・見た所古い船を改造してる感じだな・・・)
船員をつけて行った先にはさっきの倉庫と同じくらいの部屋があり
部屋の上に技術室と書かれた札が貼ってあった
サダは隠れながら中の様子を見た
サダ(あ!さっき言ってたのはあれか?!)
部屋の中にはいろんなガラクタや機械や修理用の工具などが所狭しと並べられていて油やら変な薬品のにおいがした
その中に三人くらいが乗れそうなポットが確かにあった
サダは周りの様子を見ながらポットに近づいてみた
サダ(フムフム・・・あれがエンジン起動キーか?・・・なるほど脱出した後は行き先を決めればいいだけなのかな・・・これなら・・・)
サダがポットの中を見ていたその時!
男「手ぇ上げろ・・お前誰だ?!」
ガチャリと拳銃の音がしてサダの後頭部に固い物が当たった
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