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着替え終わり
スタッフ用出口から出た。
次の町へと歩き始めると
明るい声に止められる。
深いため息を何度もしていた
彼女だった。
うつむいていたせいか
青白く見えていた
彼女の顔は
キラキラしている。
「ありがとう!
お酒、美味しかったよ!」
そして
歯をだして頬をゆるませた。
僕らがした事は
決して完璧に“良い事”という訳ではない。
でも
彼女は
また来てね
と優しく頬をゆるます。
(それが笑顔っていうんだ)
彼の囁く声
いつの間にか
僕も笑顔になっていた。
【1st―…end】
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