†2ed story†

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―情報集まらないね。   (ま、そんな簡単だったら苦労 しないしな)       僕達は新しい町で箱の情報を集めていた。   しかし、大して情報が入らず 宿に帰るところ。       (ま、探さなくても  箱は俺に集まるんだけどね~)       彼がポツリと 聞き捨てならない事を呟く。   ―今、なんて言った?     (あれ、言ってなかったっけ。    箱の中身は俺だから、自然と 集まってくるの)     僕はこめかみをおさえた。     ―そういう事は最初に言ってく れ。   ―無駄に探しちゃったじゃない か……っ!       (ん~……それでも探し回った 方が見つかりやすいし      それに………)       彼の声を遮る程大きなため息をはく。     一気に疲れて さっさとベットで眠りたくなった。   自然と歩みが速くなる。           突然、   路地裏から少年が飛び出してきて僕にぶつかった。     「おっと。  気をつけろよ、兄さん!」     少年はそう言って走り去ろうとする。     が、     僕はガッチリ少年の右腕を掴んだ。
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