†1st story†

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赤い月の夜     箱が落ちてきた。       僕は引き寄せられるようにその箱を開けたんだ。           それが        “彼”          との出会いだった。       彼は僕に問う。          『お前の身体を     俺にくれないか?』               紅い月の光がぽたぽたと床に広がったのを確認して         僕らは旅に出たんだ。
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