†1st story†

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この町は   来た時から思っていたが 旅人が少ない。   だから役所に仕事の急募がたまっていて その受付の女性役人もやきもきしている様子。     (なんかこの人つまんない)     彼はそんな事より 僕の顔と彼の言葉で動揺しない女性に不満をもらす。       「はぁい。僕ちゃんなんでも出 来るんでぇ」     …………あ。   あぁああぁ……っ。     間が長かったので 僕は彼の言葉を確認せず さっさと声に出してしまった。   受付の女性はため息をつく。       …………もう、駄目だ……   絶対、面倒なのくる。
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