†1st story†

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夜の銀座の様な やたらキラキラしたクラブっぽい酒場だった。     なんだか悪寒がしたので 後ずさりしたが   声に止められる。       「あら、  貴方が今日入ってくる子?」   「可愛いけど、随分子供ね」     着物を着た、クラブのママ風の綺麗な人だった。   彼はこのきらびやかな雰囲気に呑まれず さらっと返答。     「俺、これでも17なんスよ」   と僕の年齢を言った。     ママ風の人はにっこり笑い     「あら~~      子供ね」   (てめぇから見たら大半子供だ し!!)     僕は彼をなだめて 渋々、自己紹介させた。     「クロノス君っていうの。  まぁとりあえず他の皆にも紹 介しなきゃだから  ついてきてくれる?」     僕はいよいよ帰りたくなった。 むわんとした妖気をチクチク感じるからだ。   だが腕を捕まれた。     もう、逃げられない。
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