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田中陽一は一般企業の会社員として働いている
『ありがとうございます。失礼します。』
取引先との交渉が成立し気持ちよく外に出た
クーラーの効いた所から外にでると立ちくらみがする
『あと4社回って帰社しよう…』
太陽を恨めしく見上げた後、大通りに向かって歩きだした
大通りに出て赤信号を待っていると
夏の暑さのせいか何度もクラクラと立ちくらみがする
『あれ…』
今から、何処へ行こうとしたんだ?
信号が青になり
人が交差点を行き交う
ハッと思い出す
『あっ』
『最近忘れっぽいなぁ…今日は早めに帰ろう』ため息まじりに呟く
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